実は時代遅れの半導体だった!?韓国半導体が最新モデルを作れない理由。日本のあの大企業の戦略から全てがバレてしまった。そして、中国ではSKハイニックスが絶体絶命の存続危機へ
サムスン電子やSKハイニックスなど「半導体コリア」の見通しが暗い。今年第4四半期のDRAM市場が6四半期連続成長を終え、鈍化に転じるという予想が出てからだ。韓国メディア「グローバル経済新聞」が報じた。15日、業界によると、ICインサイツは最近の報告書を通じて、今年第4四半期のグローバルDRAM市場の売上が253億4600万ドル(約29兆9000億ウォン、約2兆8863億円)を記録すると予想した。 これは直前の四半期より2.7%下落した数値だ。グローバルDRAM市場は新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態以後、情報・通信(IT) 機器需要の急増と非対面環境の影響で昨年第2四半期から今年第3四半期まで6四半期連続四半期売上が増えた。具体的にDRAM市場の四半期の売上は、昨年第1四半期の147億9000万ドル(約17兆4000億ウォン、約1兆6842億円)から今年第3四半期は260億4300万ドル(約30兆7000億ウォン、約2兆9657億円)と、6四半期ぶりに76.1%成長した。 しかし、今年第4四半期は冴えない見通しが出ている。DRAM価格の下落傾向への転換と販売量の減少などが予想されているからだ。ICインサイツは「パソコンとサーバーメーカーがDRAMの在庫切れになったことで、今年第4四半期にパソコン用、サーバー用DRAM価格が0~5%下落する」とし「モバイルDRAMも来年に価格下落が予想され、スマートフォンメーカーは購入に消極的な様子」と分析した。市場ではDRAM価格が今年第4四半期から上昇に歯止めがかかり、下落するだろうという見通しが提起されてきた。 実際、トレンドフォースの調査によると、パソコン用DRAM汎用製品(DDR4 8Gb)の10月の固定取引価格は、前月より9.51%下がったことが分かった。メモリー半導体DRAM市場はサムスン電子とSKハイニックスなど国内半導体企業が過半のシェアを占めてリードしているが、DRAM価格の下落傾向はこれら企業の収益性に悪影響を与えざるを得ない。トレンドフォースによると、今年第2四半期のDRAM市場でのシェア(売上基準)はサムスン電子が43.6%で1位、SKハイニックスが27.9%で2位だ。 3位の米マイクロンは22.6%のシェアで、サムスン電子、SKハイニックスと並んでDRAM3強図となっている。半導体業界には一定の方程式が存在する。1)ムーアの法則 インテル創業者の一人であるゴードン・ムーア氏が1965年に提唱した「半導体の集積率は18か月で2倍になる」(三高性能化)②シリコンサイクル3~4年周期で好不況を繰り返すサイクル。近年では、需要増と技術革新により、好況期や高値が続く「スーパーサイクル」がある。 世界的な半導体不足で危機感を募らせる米中が、巨額資金を投じての国家戦略に乗り出している。バイデン大統領は今年2月、サプライチェーンを強化する大統領令に署名。一方、技術覇権争いで米国と対立する中国は中央・地方政府で計10兆円の投資をする。ファウンドリ世界最大手TSMCがある台湾での支配力を強めようとする米中のし烈な争いがある。 予想に反し半導体市場は急回復。各業界で半導体の奪い合いともいえる状況が発生しました。そんななかでITなどのように半導体メーカーと直接的なやり取りをする商習慣のない自動車メーカーは特に大きなダメージを受けました。また、2020年末から半導体工場の操業停止が相次いだことも状況に拍車をかけました。2020年10月に旭化成マイクロシステム延岡事業所、2021年3月にはルネサスエレクトロニクスの那珂工場、2021年4月には半導体ファウンドリー(受託製造先)として世界最大手のTSMCのFab 12B P6(第6期拡張ライン)で火災が発生しました。 かねてより存在したサプライチェーンリスクが顕在化したのが今回の半導体不足株を真剣にやっていると、スーパーサイクルの影響は多少あるが、それは技術革新をともなったものですから、そういう風なものに無縁な企業はあまり関係のないことかもしれません。実際に株価を見てみるとそれがわかります。サムスンやSKといった韓国半導体はスーパーサイクルにはいっておらず、株価は下落傾向です。 半導体製造装置の企業は株価があがっているので、スーパーサイクルと呼ばれるパターンなのかもしれませんが、なかでも日本の東京エレクトロンの株価はまだまだ上がると言われています。東京エレクトロンは技術者や科学者が創業者ではなく、商社マンで仲の良かった仲間が集まって作った企業ですが、いまでは半導体製造に関する最先端の技術を持つっているので、潰れることのない企業ですから、この企業はスーパーサイクルじゃなくてもあがるでしょう。 ちなみに、創業の時の資金は、現在のTBS放送に出資してもらっている。東京エレクトロンの関連ですが、韓国のキョンギドにあるサムスン工場の近所だと思いますが、R&Dの工場を増設するというニュースがありましたが、これで、サムスンの現状が良くないことがわかります。東京エレクトロンには、海外生産における取り決めが有り、図面やコアな技術は出さない。といった従来型の流出防止策に加えて、日本国内においては、最先端の技術開発を続けることで、海外での生産や研究開発は一世代前のものしかできないのです。 つまり、サムスンは最先端半導体メモリーを製造していないので、株価の下落は当然なのかもしれません。韓国のSKは、もっと悲惨なことになっています。中国にある、インテルのNANDメモリーチップを含むソリッドステートドライブ(SSD)事業と中国・大連にある製造工場を約90億ドルで取得し、対価はすべて現金で支払うとしているのですが、この工場は中国がSKに許可をおろしていません。 同社は、買収額のうち70億ドルを最初の買収完了期限である2021年終盤までに支払い、残りの20億ドルは次の期限の25年3月までに支払う計画です。米インテルのNANDメモリーチップを含むソリッドステートドライブ (SSD) 事業と中国・大連にある製造工場を約90億ドルで取得すると発表し、対価はすべて現金で支払うそうです。約9800億円です。それだけではなく、SKの中国工場への最先端半導体製造装置の搬入を、米国にとめられています。SK Hynixは2006年から無錫市でDRAMの量産を行っており、2019年には9500億ウォンを投じてDRAM生産工場の増設を行っている。...